産後①では、当店で行う概説しました。
ここからは、具体的な事を説明します。
産後3カ月迄は、大体積極的な運動は行えない為、何をするのかを説明していきます。
特に産後で着目するのは、
妊娠中に起きた姿勢の変化と出産後の赤ちゃんだっこによる筋疲労
出産中に生じた傷口の負担軽減
リラクゼーション
が、ポイントになります。
何より、色々と身体的・環境的変化が重なり、男には分からない
沢山の事に女性は耐えているため、リラクゼーションが必ずないといけないと思っています。
個人的には、リラクゼーションの中でも、ご本人の現在の姿勢や動きで負担になっている所を
見極め、優先順位をつけて行うことを心がけています。
産後の姿勢として多く見受けられるのは、胸・腰椎の弯曲が平坦化していたり、
骨盤が後傾していたりしている事が報告されています。
これにより、肩甲骨や肩関節周囲・背部・大腿部前面やふくらはぎへの負担が強く
ケアが必要となります。
また、子供の抱き方も色々になりますが、
体の前での抱き方や側方での抱き方になると思われます。
一番は旦那さんがいる時は、旦那さんが子供を抱いてあげる事が
妻さんの疲労回復なると思います。
だっこの際には、腰をそらせてだっこさせることがおおく、
筋肉が使えていないと腰への負担となります。
そして、上背部は筋肉をよく使っているので、
筋疲労が強くでます。また、そってだっこしているので、
後ろに倒れない様に足のふとももの前の筋肉も疲労しています。
このあたりのリラクゼーションが大事になります。
ただ、リラクゼーションだけだと、対処療法のみになりますので、
少しずつお腹のインナーやお尻周りの筋肉の出力をあげていく必要があります。
POINTとなるのは、腹横筋・骨盤底筋の軽体操を行う必要があります。
産後編③では、どのような軽運動を行うのかを説明してます。