朝のスッキリな目覚めにはコルチゾール

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本日は、コルチゾールについて書かせて頂きます。

コルチゾールとは、シンプルに人間の活動性を上げる大事なホルモンになります。
(ホルモン=からだのさまざまなはたらきを調節する化学物質です。からだの外側・内側で環境(かんきょう)の変化が起きても、からだのはたらきを常に同じになるように保つはたらきをしています。)

反対に、睡眠に必要なホルモンとしてはメラトニンというホルモンになりますが、これについては別に書かせて頂きます。

質の良い睡眠というのは、このコルチゾールとメラトニンとのバランスが重要です。

コルチゾールとは、脳の視床下部や下垂体からの刺激によって、腎臓の上部にある副腎というところから分泌され、血中に分泌されます。通常、コルチゾールは睡眠の後半である明け方に増加し始め、日中に分泌が盛んになり、夜になると減少します。睡眠不足や過度なストレス、生活習慣の乱れが続くと、このリズムが破綻し、寝付けない、夜中に起きる、朝、スッキリ起きれないということになります。

コルチゾール役割一覧
・血糖値を上げる
・エネルギーを生みだす(血糖値を上げる結果として)
・血圧を高める
・精神的・肉体的なストレスに対抗する
・炎症・アレルギーを抑える

コルチゾールは悪者ではなく、人間の体にとって大事なホルモンなので、適したタイミングで分泌がされるとその効果を最大限に発揮します。
ただ、どうしても毎日のストレスや生活の乱れによって過剰分泌になってしまい、最終的には分泌させている副腎が疲労してしまう事になります。
日頃のコルチゾール過剰分泌が続くと、
血圧や血糖値が高まって動脈硬化が進み、高血圧や糖尿病といった生活習慣病をはじめ、脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こす可能性がでてきます。また、記憶や感情を司る脳の海馬を破壊するため、記憶力の低下やうつ病などの心の病気を招くとも言われています。
コルチゾールを抑える栄養として、GABA(ギャバ:γ-アミノ酪酸)があります。これに関しての詳細は研究結果のサイトはこちら(GABA成分ラボ→https://cp.glico.com/gaba-material/researcher/file01/

GABA成分を有している食べ物としては、
1位 トマト缶詰(ホール)
2位 メロン
3位 たくあん
4位 奈良漬
5位 キムチ

これらを、意識して食べると寝る時にコルチゾールが抑えられ、質の良い睡眠につながると考えられます。
是非、試してください。因みに、我が家では、キムチを毎日のように食べています(笑)